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2007年10月11日

採用分野は大きな市場

以前のセミナーでアウトソーシング分野の一部として、”採用”というテーマは中小企業が手がける場合でも、大きなテーマになると思いますよという話をしたことがあります。また、特化した事業戦略論を語る時に、例えば中小製造業の採用情報の作成代行として、動画でモノづくりの良さをテーマにすれば、特定の市場でチャンスがあるのではないかという仮説もご披露しました。実は、この仮説、まさしく私と同じイメージのものを6月22日づけの日経産業新聞で発見しました。中小製造業の受発注サイトを運営する「NCネットワーク」という会社が手がけるという記事です。

製造現場を動画で公開することで、日本のモノづくりを支える業界全体の魅力を学生に伝えやすくするというものです。現在、景気の回復に伴い、新卒者の大手企業への回帰が強まり、中小企業は更に人材採用難の時代を迎えています。ただでさえ、少子化の時代で、大企業でも人材の獲得が難しい時代なのですから、中小企業の場合は、なおさら厳しい状況が続くわけです。だらこそ、逆に言えば、そこに”採用”というテーマのビジネスは社会的意義と大きな商機があると私は思うわけです。さて、それではこの事業は、成功するのでしょうか?

私は、成功すると思いますし、こういうムーブメントが広がっていくべきだとも思います。NCネットワークという会社は、元々1998年に内原社長を始め中小製造業の若手経営者を中心に設立した会社でした。仕組みはこうです。発注を会員の中小メーカーがネットを通じ、金属加工などの得意分野を活かして受注する仕組みになっているのです。つまり、中小製造業のネットワークと各会員企業の事情を知り尽くしていることが、とても大きな強みとなっていました。であれば、採用という新しい大きな市場で、自社の強みを活かした新規事業ができないか。そう思うのは、ごく自然の流れでしょう。

強みを活かす新規事業といっても、自社の事業領域の周辺分野でとどめる場合があれば、逆に強みが効く異業種へ進出する場合の両方があります。しかしながら、「強み×時流」を最大限に活かすのが新規事業の鉄則だとすれば、NCネットワークは、ピタリと当てはまった事業を始めていると言えるでしょう。社会的にも意義のある同分野。強みを活用して、様々な会社が新規事業としてトライして欲しいなと私は思います。

投稿者 compas : 2007年10月11日 20:21

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