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2007年10月11日
こんな時代に物々交換?
私は以前から、”物々交換”のビジネスモデルをうまく活気付けられないかと考えてきました。物々交換は、物自身ではなく、ナップスターやウィニーのようなファイルデータ交換などで広がりましたし、物ではなく、例えば人の作業と知恵を交換するというモデルも成立するのではないかという仮説を持っていました。皆様はどう思いますか?私はネットでも、この種の物々交換のビジネスはたくさん考えられるだろうなと思っていたところ、確かにありました。「トリカル・ウェブコミュニケーションズ」という会社のプレスリリース記事を発見したのです。
同社は、物々交換支援サイトの「トリカル」を開設し、CD・DVD・ゲームで欲しいもの、不要な持ち物を登録してもらって利用者同士の希望が一致すれば交換できる仕組みを構築しました。サービス料は無料で、同社自身はサイトに掲載する広告などで収益を確保するようです。物々交換サイトは今までもちょくちょくとありましたが、手軽さを売りにする戦略です。なんといっても、利用者が、商品をオークションのように自分で写真を撮る必要が無い仕組みにしています。アマゾンの商品データベースと連携させ、商品登録の際は、品物の名前などをここから検索できるようにして、商品の状態を選択するだけで出来る手軽さです。
これは、先日の日経産業新聞にも掲載されていました。それによると、サイトでは自分が欲しい商品の持ち主を一覧でき、その中の一人に交換を提案できる仕組みです。相手が欲しい商品を持っていない場合は、他の持ち物を代替商品として提示すればよく、両社が交換に合意した時点でトリカルのシステムが住所を互いに公開するようになっています。ヤフーも物々交換のサイトは始めていますが、トリカルのように交渉のマッチングまで自社の管理画面上で処理する例は、まだまだ少ないという点で同社にアドバンテージがあるようです。
物の状態は不安な点もありますが、オークションと違って金銭詐欺が少ないことも、このビジネスモデルの特徴になっています。今後は、携帯でのサービスも順次開始していくそうですが、私はゲームやCDなどのメディアに限らず、ありとあらゆる分野で”物々交換”のビジネスモデルによる事業が展開されていくのではないかと考えています。これをBtoBで考えるとどうなるでしょうか。リサイクルやメンテをした後の転売ビジネスなど今ある既存のものを活用したビジネスが、商品を問わずに行われているため、物々交換も何らかの方法で事業化されることが普通になってくるのではないかと私は考えています。
ポイントは、冒頭に挙げたように、物だけではなく、目に見えないサービスの交換や知恵の交換というものも、発展形では出てくるかもしれませんね。ここは、一度ベタに物々交換というビジネスモデルで新規事業を考えてみませんか?ユニークですが、大きな市場を掘り当てることが可能になるかもしれませんよ。
投稿者 compas : 2007年10月11日 20:24
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