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2008年01月23日

発展イメージを持とう!

ここ三ヶ月間くらい、私のクライアント先では「発展イメージを持ちましょう!」という言葉がたくさん飛び交っていました。日々、様々な新規事業の企画書を私は拝見しています。ところが、企画は面白くても、その企画が今後どのように発展していくのかが読み取りにくい企画書を多く見受けます。着眼点は良くても、やはり事業として拡張し、発展していかなければ新規事業の意味を成しえません。従って、新規事業の企画作りは、発想だけではなく、その後の事業戦略や展開も充分考えておきたいものです。

さて、発展イメージを作る際のコツをここで考えてみたいと思います。私は、一言で言えば「強みを軸にした展開」ということに尽きるのではないかと考えています。強みを軸に、どう広げていくのか。強みをどう転化させていくのか。実は、新規事業開発のような新しい取り組みに際しても、この”強み”というものが大きな鍵を握ります。例えば、給食やカラオケ事業で有名な「シダックス」という会社がありますが、同社は発展イメージを「総合業務受託業」と位置づけして、新規事業開発を行っています。


その大きなキッカケは、日光江戸村などを経営していて業績が悪化していた車両運行事業を行う、「大新東」を買収したことにありました。どこに接点を見出すのかと思いきや、新規事業計画では、ハイヤーや送迎バスなど車両管理と食堂や売店、清掃、経理、駐車場などの施設管理を一つのパッケージにして販売するといいます。これらも含めて一括受託できると、案件ベースでの単価は4〜5倍になることも複数生じてくるのです。

元々企業向けに食堂や給食の受託事業を展開してきたシダックスですが、今後は脱・給食を目指して、総合受託サービス業としてどこまで飛躍できるのか、ウォッチしていきたいものです。将来の発展イメージを口で伝えるのは難しいですが、事業領域を表すキーワードを設定したり、ロードマップを図示することなどで、将来の発展イメージをクリアにしていきたいものですね。

強みをフルに活用して、新しい市場を開拓する。そして開拓できた市場を突破口に、発展イメージを形にしていく。こんな流れが、事業計画書の中にも必要になってきます。皆さんの企画書や事業計画書には発展イメージが書かれていますか?新規事業とは会社の将来の本業でもありますので、この部分はとっても大切な部分だと私は思います。

投稿者 compas : 2008年01月23日 12:39