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2008年05月20日
コツコツと
全く未知の市場に進出する新規事業は上手くいきません。これは一つのセオリーだと思います。しかし、私は以前より「情熱×人材」がそこに存在するなら、そのセオリーを無視して頂いてもいいですとクライアントには説いています。未知なる市場に参入する新規事業がこの世からなくなれば、あの「ヴァージングループ」も存在しなかったわけです。つまり、まずはセオリーどおりに新規事業を考え、時には未知なる市場に参入することも恐れる必要はないとも言えます。
ちなみに、私は昔、マッキンゼーというコンサルタント会社出身の人間に言われました。「キミねぇ、全く異なる市場の新規事業をやってうまくいった例なんかないよ。うまくいくはずがない!」と。何の豪語や!と思いながら、あほらしくなって返答はしませんでしたけど。それなら、ヴァージングループも三菱商事などの総合商社や、コングロマリットを否定するのですかと。それは大企業だから例外という言い訳は通用しませんよね。
そこで、一つ小さな、異業種参入の企業の事例をご紹介しましょう。カルチャースクールを運営していた会社が飲食店で成功する話です。「ブラスアンドカンパニー」という会社は、ずっと教育事業を中核にしてきました。ところが、5年ほど前に、同社の社長である坂入氏は、ふとニューヨークで訪れた韓国料理のスンドゥブ専門店に魅せられたのです。これは豆腐を使った家庭料理でまだ日本では知名度が低い状態でした。
そこで、日本では競合が少なく、豆腐や魚介類を使用するスンドゥブなら健康志向の高い日本で受け入れられるはずだと判断し、新規事業を決断したと言います。とはいうものの、同社は全くの門外漢。そこで、料理が得意な従業員らが集まりレシピを研究。韓国での食べ歩きなども重ねて独自のスープを開発したといいますから、その努力には頭が下がる思いです。本当に成せば成るですよね。そして2006年に完成した一号店は「東京純豆腐」。
セントラルキッチンの活用による効率化やメニューの多様化などを重ね、現在では月商が800〜900万円ほどの店も誕生。そして今夏からは千葉県内にFC1号店が開業予定だといいます。(日経産業新聞参考)さて、いかがでしょうか?よくある開店ストーリーかもしれませんね。しかし全くの門外漢である企業が、一人の気づきから発生した事業化への未知としては良い事例ではないでしょうか。
この事例から紐解けることは、何事もコツコツと努力していけば、未知なる市場かどうかは関係ない。時には知識やスキルを超越することだってありえるのです。全く知識やスキルがなくてもいい。ただコツコツと仕組みを作る姿勢を持つなら、未知なる市場も新規事業の対象にしたっていいじゃないか。私は少なくともそう思います。なんだか精神論みたいになってしまいましたが、これも大事なことであると思います。
投稿者 compas : 2008年05月20日 13:09
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