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2008年05月19日

些細な視点

新規事業の企画業務において、必ずしも大きな視点を持つ必要はないということを皆さんはご存知ですか?夢ばかりを見るのではなく、時には些細なことを大きくしていこうとすることも必要なのです。日常にあるどんな些細なこともビジネスにしていく貪欲さがあれば、何でも企画化していくことは可能なのではないでしょうか。いつもメガ・ヒットばかりを目指す必要はないのです。

例えば、玩具メーカーのバンダイはこの点において、良い事例を提供してくれます。例えば「プチプチ」という商品を皆さんはご存知でしょうか?少し同社のHPから引用してプチプチを活用した玩具のご紹介をしましょう。そもそもプチプチとは、ポリエチレン製の無数の気泡をシート状にした、壊れやすいものを包む緩衝材のことです。本来の使用方法は、緩衝材としてですが、この気泡を指でつぶしたときの「プチッ」という心地よい感触が病みつきになるという側面もよく知られています。
 
同商品「プチプチ」は、そんなプチプチをつぶした感覚を本物そっくりに再現したキーチェーン玩具です。表面の気泡の粒を指で押すと、プチプチとはじける感触を味わうことができ、内蔵されているスピーカーから出る効果音で、本物のプチプチをつぶしているかのような感覚をお楽しみいただけます。いつまでプチプチしても、なくならない安心感と、どこでもプチプチ出来る手軽さ、何回も押した時に「プチッ」以外の効果音を聞くことが出来る遊びの楽しさがこの商品の魅力です。とのこと。

なるほど、確かにこれは触りたくなりますよね。そして、あ〜分かる分かるという反応が得られそうな企画。実は、これ、かなり些細な生活者としての視点や気持ちから商品化されたと聞きます。まさに、担当者が貪欲にビジネス化した些細な視点の良い例と言えるでしょう。そしてもう一つ、「バブリーバブルバス」という商品をご存知ですか?簡単に言えば、札束を浮かべて風呂に入るシーンの提供です。

ある日、商品企画担当者が、翌週の企画会議に提出するネタがないと悩んでいた時に、読んだ雑誌の写真広告を見て気づきました。札束を浮かべて風呂に入るという誰しも面白おかしく憧れるシーンを提供できたらと・・・。些細な視点が企画に結びついた事例ですね。詳細は、同社のサイトで商品案内を見るのが良いでしょう。ちなみに、サイトでは、次のように紹介されています。

「バブリーバブルバス」は、あこがれの“お札風呂”が体感できる入浴剤で、片面にお札をイメージしたプリントを施した、紙状のあわ入浴剤が10枚入っています。1枚ずつ浴槽に散らし入れ(1回の入浴につき10枚以内が適量です)、入浴剤が溶けてきたらシャワーなどをお湯の表面にあてるなどしてお湯を泡立て、あわ風呂をお楽しみいただけます。香りはさわやかなヒノキ風呂の香りです。

商品の中台紙には、お金にまつわる格言入りで(全13種、例:「財布が軽ければ、心は重い。」)、また「大当たり」の文字が出れば、お札型のオリジナルハンカチ「バブリーハンカチ」10枚セットをもれなくプレゼントします。 う〜ん、面白い!どうでもいいものだけど、買って試したくなります。

これは一度サイトの写真を見ていただいた方がイメージしやすいかもしれませんね。さて、私が言いたかったことは、一つだけです。メガ・ヒット級の新規事業や商品開発を狙って発想しようと思ってもなかなか難しいものです。それよりも、日常見る些細なことにどれだけこだわって、深く掘り下げて洞察していくかということがとっても大切になってくるのです。どんな些細なことも”ネタ”として見逃さずに、商売につなげてみましょう。

投稿者 compas : 2008年05月19日 18:58

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