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2008年06月09日

引き算式の新規事業

私は新規事業を考える際に、様々な視点をご紹介していますが、最近”引き算式”で考える企画が増えてきたのではないか。そう思えてなりません。例えば、アイポッドを考えてみましょう。ついつい普通の会社ではごちゃごちゃと機能やボタンをつけてしまいがちになるもの。ところが、アップルはさすがに大胆ですね。この製品は驚くほどシンプルにデザインされ、機能自身もシンプルですよね。これぞ、引き算式の考え方だと思うのです。

言い方を変えれば、シンプル化と言えるかもしれませんが、新規事業の企画を考える際は、”引き算式の企画づくり”として考えてみてはいかがでしょうか?任天堂のDSを考えてみた場合にどうでしょうか?PSPに比べてお手軽さがありますよね。最近、スーパーのレジはセルフレジも増えてきました。TOTOはふちなしトイレを発売しました。ふちがあると、掃除がしにくいところを解消したわけです。

省エネ志向で容量や動力を減らした商品も最近、よく発売されていますね。そして、外食産業でも、ボリュームが少なめのメニューや、お一人様でも入店しやすいようなコンパクト店舗の大量出店が各社続きます。つまり、引き算式でものごとを考えていくと、逆に新たな企画が複数生み出されていくのです。ところが、引き算式の事業にすると多くの人は不安に思います。

こんな機能をなくして大丈夫だろうか?コンパクトにすることで客単価が落ちないだろうか?私はそうは思いません。例えば、飲食で考えれば分かりやすいと思います。従来より小型のメニューを出しても、確かに一品一品の単価の絶対額は下がりますが、その分、デザートや前菜など他のものをたくさん食べようとする意識も一方では働きます。したがって、コンパクトにしても客単価としては維持される場合が多いことも事実なのです。

物事を省いて考えてみる。こんな機能はもういらない!というものを書き出してみる。こうやって、引き算式の発想をすることで、新規事業を考えることはとっても有効である。私は、こんな風に思います。今の時流は、複雑な時代であるからこそシンプルにしていくことが受けるのではないでしょうか?

投稿者 compas : 2008年06月09日 16:36

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