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2008年08月20日
新規事業コンサルタントとしてのつぶやき
なぜ人はいつも同じ過ちを繰り返すのでしょうか?これは新規事業コンサルタントをしていて、痛感することです。強みが活かせない事業企画を選択してしまう。新規事業の社内における位置づけが不明確である。既存事業と同じように目標設定をさせる。新規事業開発部のスタッフを既存事業部と同じような人事評価する。これって全て私としては間違いだと考えています。
よく新規事業だけ社内で特別扱いができないという経営者の声もお聞きします。しかし、そもそも新規事業とは普通の仕事でしょうか?1を100にする仕事と0を1にする仕事は、その仕事の質が全く異なります。にもかかわらず、それを無視して、新規事業開発を行った後の結果にだけ淡い幻想を抱いてしまう。こんな企業が本当に多いものです。
確かに新規事業の立上げ経験をした経営者や、新規事業開発室のスタッフが決して世の中に多いわけではありません。しかし、だからといって、今までと同列で新規事業を捉えるのは良いことだとは思いません。質的に新規事業は既存事業とは異なるもの。そのため、取り組むスタンスがとっても大事になるということを覚えておきたいものです。
そして、私は新規事業に関する相談を受けた際に必ずクライアント候補から聞かれることがあります。それは「キミの会社はどれだけ新規事業を成功させたのかね?」「新規事業の成功事例を教えて欲しいんだけど」。う〜ん、そんなところに会話を終始しているようでは先が思いやられますなぁ。そこで明言します。「少なくとも感覚的には3分の2以上の新規事業が失敗しています」と。
ただし、こうも付け加えます。「新規事業の成否はコンサルタントの腕で決まるのではなく、大雑把に言えば経営者の新規事業に対する本気度(コミット)と、スタッフの方の献身的な働きで決まります」と。つまり皆さん、外部のコンサルタントに新規事業を絶対に成功させる魔法の杖を求めているわけです。更に、半分腰を引きながら、”委託”してみようと考えるわけです。
しかし、断言します!”委託”や”外注”というスタンスでは、新規事業が成功できるはずもありません。あくまでも外部の知恵も借りた”共創”であり、”協働”ワークなのです。そもそもコンサルタント一人がプロジェクトに参加したくらいで新規事業が連戦連勝だったら、おたくの会社の社員はどうなってるの?と言いたくなりますよね。
甘い幻想を抱かずに、新規事業のスタンスを明確にし、一喜一憂せずに本気をコンサルタントと一緒に貫く姿勢。これが一番よいコンサルタントとの付き合い方法ですし、コンサルティングを受ける場合の新規事業の成功の秘訣のような気がします。
投稿者 compas : 2008年08月20日 10:54
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