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2008年08月25日

新規事業の世代対決!?

少し前に「WEB2.0」という概念や言葉が大流行した時期がありました。「1.0」が企業側からの一方通行の情報の流れに対し、「2.0」が消費者から企業や社会に対する情報の発信だったり実際に企業活動の一部を担う流れというイメージが分かりやすいでしょうか。そして、それぞれの数字は世代のようなものを表していましたよね。さて、この潮流は今どうなっているのでしょうか?

端的に言うと、何やらビジネスの対立のようなものがそれぞれの世代であるようにも思います。分かりやすく検索エンジンで考えてみましょう。レストランについて検索しようとすると、「ぐるなび」の情報とクチコミサイトの「食べログ」、もしくは個人のブログによるレストラン評が、上位を争っています。単純に言えば、「1.0」世代の”ぐるなび”VS「2.0」世代の”食べログ”といったところでしょうか。

単純に企業のスポンサーを募り、広告収入で稼ぐ1.0世代は前近代的のように思えても、収益力や売上のスケールは、2.0世代モデルを上回ります。しかしながら、そこには企業の恣意性が入っているため、今後の消費者の動向やアクセス支持率はどうなるかはまだまだ分かりません。ビジネスとしては難しいのですが、社会に対する影響力としては確実に2.0世代モデルの方が上回る可能性もあります。

従って、今後皆さんの会社で新規事業を企画するとき、今のタイミングで、どちらのモデルを軸にした事業開発を行うかどうかは時流を見ながら熟慮すべきことだと私は思います。またWEBサイトに限らず、ビジネスモデルの世代対決が生じてきていることも注視すべきでしょう。例えばアメリカのレンタルビデオ業界を考えた時に、大手各社が別の戦略をとっていることが面白いです。

老舗のブロックバスターという会社は店舗で扱う品揃え強化を通じて業績向上を目指すのに対して、無店舗で郵送によるDVDレンタルを行うネットフィリックスは、今後、映画などを高速インターネットを使ってストリーミング配信する事業を強化すると言います。日本のツタヤはそこまでは今のタイミングで乗り切れずに、モバイルなどを使って既存店舗への誘導を上手く行い、グループ間シナジーを使いながら、収益源の多角化を図っているようです。Tカードなどの金融やマーケティング事業もその一つですね。

さて、今のところはこのビジネスモデルの世代間対決。どちらが良い悪いという判断はつきませんが、どのタイミングで、どのビジネスモデルを導入したり組み合わせるかのさじ加減は、難しい局面を迎えているのではないかと思います。今後、新規事業を考える新規事業開発部の方などは、この辺の動向を充分ウォッチし、大胆に仮説を立てていく必要がありそうですね。新規事業でもビジネスモデルの世代間対決というテーマは、要注意になってきていると私は思いますよ。

投稿者 compas : 2008年08月25日 21:16

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